
会社名
設立年月
住所
代表名
株式会社アメニモ
2017年10月
白須 真鶴枝
東京都豊島区駒込2-3-3 駒込北口ビル3階-5
社名の由来
株式会社アメニモは、宮澤賢治の「雨ニモ負ケズ」に由来します。
特に「あらゆることを自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず」という部分が好きです。
■代表 白須 真鶴枝
略歴:
大学卒業後、人材サービス企業(株)ディスコに就職。人材紹介事業部にて、新卒大学生および第二新卒の就職支援に従事。異動し、人事部向け営業として、採用計画立案・採用事務局オペレーション設計・アセスメントツール・採用広報の提案など行う。また自社媒体の新規営業数NO.1(2009年度)、自社の新卒採用&若手営業の研修チームリーダー。
(株)イードに転職。リサーチ事業部にて営業推進、HCD理論に基づくUI/UX評価案件のリサーチアシスタント。自動車ニュースメディア『Response』営業責任者。
2013年あたりから、ジョブホッパー&パラレルワーク人生が始まる。
主に個人事業主としてプロジェクトベースで働きながら、正社員・アルバイトを組み合わせて、医療業界を中心に働く。①医師紹介会社にて集合健診(学校や企業)のスポット求人担当・非常勤求人の医師側担当として条件交渉や病院見学同席など、②医師向けアプリ「ヒポクラ」(DtoD遠隔医療)の学会出展担当、ブランディング、UI/UX改善など、③内科クリニックの受付・事務、④救急医療システム企業TXP Medical(株)にてオウンドメディアの立ち上げ、⑤教育系NPOで不登校児の保護者向け相談LINEの立ち上げ(主に運用フロー作成)、⑥埼玉医科大学の非常勤職員として、包括的セクシュアリティ教育に関する研究班に参画。
2017年に(株)アメニモを起業し、パラレルワーク継続中。
受賞歴:
MITベンチャーフォーラム主催 BPCC18 審査員特別賞受賞(2018年11月)
※この際に発表したアフターピルのオンライン診療事業は行わないことにしました。
「ピルにゃん」という統合的な情報サイトをコツコツと作成していきます。
■顧問 横井 正之
略歴:
1986年京都大学薬学部卒業。積水化学工業株式会社にて医薬品、医療・健康機器等の業務に従事。2002年パスカル薬局設立。株式会社パスカルシステム代表取締役、DelfAI情報研究所代表など。
学位:
博士(学術)
専門分野:
データサイエンス、医薬品情報学、医療薬学
活動実績:
日本医療薬学会/代議員
立命館大学薬学部薬学科/非常勤講師
鈴鹿医療科学大学薬学部/非常勤講師
びわこ学院大学教育福祉学部/非常勤講師
受賞歴:
科学技術庁長官発明奨励賞(H12)
大阪優秀発明賞 (H12)
滋賀県薬剤師会会長表彰 (H22)
びわこ薬剤師会会長表彰 (H27)
草津市市政功労者表彰 (H30)
「どうやったら自分に合った選択肢をみんなが選べるようになるだろう?」
新卒で人材業界に入り、サラリーマン時代とフリーランスを含めて大学生の新卒採用や若手社会人研修に、約10年、関わってきました。人事向けの営業と求職者のカウンセリング、両方の経験を積みました。特にカウンセリングの方では、人生の大きな岐路の意思決定に関わっていくわけですが、「自分がどうしたいか」よりも「他人の期待に応える」ことを優先する人が多いように感じました。先行き不透明な時代と言われて育ち、将来に不安がある人も多く、自分のやりたいことを追求しているような夢見がちなことをするよりも、現実を見つめて「安定に見える」選択肢を選ぶ方もいます。
良い同僚や上司に恵まれていればいいのですが、時に理不尽に思うことを押し付けられたりする環境が続くこともあります。そうすると、本当はやりたいことではないのだけど、安定のために我慢し続けて働いた結果、うつ病になったり、ストレスで体調を壊してしまって、それでも失業の恐怖から会社を辞められない人もいました。また本人は健康であっても、家族が病気や障害を抱えてサポートが必要だったり、妊活、子育て、介護、その他の理由で、仕事だけに生活を100%コミットできる状態にない方もたくさんいらっしゃいます。競争社会というのは厳しいもので、「自助」「共助」「公助」のうち、公助(福祉制度)にもたどり着けず、都会の核家族や1人暮らしで共助をしてもらえる仲間もいない、自助努力の限界のところで生きている方、そういう方に「大変な時はSOSを出してもいいんだよ」「我慢しないで本当にやりたいことを目指していいだよ」と伝えたいとずっと思っていました。競争ではなく、助け合いの社会に意識変革していくことが、人々の心が健康でいられる一歩だと思っています。
人生100%順風満帆の人なんていません。山あり谷あり、私なんてジェットコースターのような人生です。
予期せぬことで困ることは誰でもあります。困った時は、社会として助け合いの選択肢を準備することが大切だと思っています。ただ、選択肢を社会が提供すれば、誰かを救えるか?というとそうでもありません。目の前にある選択肢を自分の意思で選ぶことができてやっと、状況を打破できるのです。自分で選べるようになるには2つのハードルがあると感じています。1つ目は、自分に自信がなかったり、他人の期待に応えることが当たり前になってしまって、自分の本当の気持ちを感じることが難しくなっている場合があること。2つ目は、自分に合った支援者・支援先を探せない、辿りつけないこと。
「選ぶ」って本当に難しい。どうやったら自分に合った選択肢を発見し、みんなが選べるようになるだろう?と考えました。そこで私に知識が足りなかった公助として重要な役割を果たす医療業界に転身してみました。医療と労働の仲介点として、最初は産業保健に興味を持ちましたが、紆余曲折あり臨床医師のサポートを経て、運命の避妊医療・性教育(人権教育)に出会いました。
ユネスコやWHOが出している「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を読んでみると、5才から自分を大切にすること、相手を尊重することを教えることを記載しています。またSOSの出し方など、ソーシャルスキル全般が概要に含まれています。とても素敵なコンセプトで、感動したのを覚えています。
株式会社アメニモでは「ピルにゃん」というサービスからスタートします。自費と公費が混ざり合い制度理解がやや複雑で、さらに偏った知識から偏見をもたれがちな「ピル」という領域と、性教育(人権教育)を通じて、「自分に合った選択肢を選べる社会」を作ることに貢献できたらと思っています。
白須 真鶴枝
